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JRが国鉄と呼ばれていた「ちょっと昔」に戻ってカズ少年が鉄道の旅へご案内
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突然思いがけず訪れた非常に過酷な状況。

それは道路工事による砂利道で結構長く、200mくらい続いていた。

スピードは先ほどまでの30km/hから一気に10分の一くらいに落ちた。

チューブラータイヤを浪費することだけは避けたかったので、

パンクだけはしないようにと慎重に慎重にそこを乗り切った。


その難関を突破し、再び快調に飛ばし始めた。

「宗谷」という表示が見えてちょっと喜びかけたが、手に持った地図を見て確認。

案の定、宗谷岬まではまだ距離がある「宗谷」という集落。

予想通りということで、気を取り直して走り続けた。


さらに進むと清浜町という表示が出ていた。

予定のペースからそれほど遅れていないことを確認してさらに元気が回復する。


やがて、誰かの立像が見えてきた。これはもしや・・・。

ということで、自転車を止めて近づくと、「間宮林蔵渡航の地」ということで、

石碑と共に間宮林蔵さんの像が誇らしげに立っていた。

(でも、現在ここには立っていないらしい。
宗谷岬の日本最北端の地の碑の周辺のどこかに間宮林蔵立像があるそうだが、
移設されたのか別物なのかよくわからない)


僕は思わず北の方角、海の向こうに目をやった。

樺太が見えないかと思ったのだが、見えなかった。 我ながら単純な行動だ。

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最初のうちなかなかペースがつかめず、予想外に進んでいないことに気付く僕。

それでも、天北線の声問駅の看板を見て位置を特定できた僕は、

このペースじゃあかん! と、奮起してスピードをあげた。

おかげで距離標識の1キロ1キロが1分55秒程で過ぎていった。


その後、稚内空港が見えたが、薄紫やピンクの花が咲く草原の空港。

これまでにも米子空港をはじめ、いくつかの地方空港を見てきたが、

ここまで「草原の真ん中」・「自然いっぱいしかない」空港は初めてだ。


その空港が後ろに去ってもその草原が長く長く続いていた。

左の方を見渡すと快晴の空と青い海がただただ続いていた。


僕は相変わらず左手に地図を持ったままハイペースで自転車をこいでおり、

地図が示している「メグマ原生花園」という所に到達するのを目標にしていた。

でも、先ほどから何ら変わらない景色が続き、お花畑が現われる気配はない。

ただ、少し先にバス停らしきものがあることだけわかった。

だんだんそこに近づく。見てみると・・・・

「原生花園」。

なるほど。 

ここまで見てきた景色すべてが原生花園だったのかもしれない。


さて、しばらく進むと富磯という集落に入った。

走り始めてずいぶん経過しており、涼しい風の中とはいえ喉が渇いてきた。

僕はコカ・コーラの自販機に近づき、初めて見るジュースに注目。

「アンバサ・メロン」。

関西にはアンバサが出回っていなかったが、アンバサという名前は知っていた。

友人が田舎に帰省した時に飲んで「めっちゃうまかった!」と言っていたからだ。

しかし、ここで見たのはその友人も知らない、メロン味のアンバサなのだ。

これはぜひとも飲まなければと、よ~くよ~く味わって飲み干した。


再び宗谷岬目指して走り出した僕だが、

このあたりは漁協、灯台、漁船、うみねこ・・・そんなイメージばかりが残る集落。

この富磯地区から道路はどんどん北に向きを変えた。


その後、ロードレーサーに乗っていた僕には非常に過酷な

状況が突然思いがけず訪れた。

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稚内駅前を軽やかに出発したのが6時半をちょっと回ったところ。


軽やかなペダルさばきで、左に宗谷本線の線路を見ながら一旦南下する。

国道238号線を走り、約4キロほどは市街地が続いている。

南稚内駅を過ぎて大きな自動車屋さんがある三叉路で抜海・羽幌などの

日本海沿岸方向への道と分かれる。

僕が目指すのは東向き、オホーツク海沿岸方向。(と書くと壮大な印象だ)


ほんの少し進んだだけで、道路沿いには建物がまばらにしかない景色になった。

ひたすら両側に広がる原っぱ。そしてその向こうに見える海。これぞ北海道。


さて、国道沿いには1キロごとに距離を示す大きな看板が立っている。

だから僕は1キロ2分のペースで刻み続けていくことに決めた。

この国道238号線は網走を基点としているので、網走からの距離が示されている。


僕がまず目指す一つ目の集落は声問。

天北線の駅としては宇遠内駅の次の、2つ目の駅が声問駅だ。

地図を片手に持ちながら結構速いペースでロードレーサーは進む。

「まずは声問川をわたるはずだ」 しかしなかなか出てこない。

「知らないうちに過ぎたのかな」・・・「過ぎたんだろう」・・・「過ぎたに違いない」

そう思っていると「声問川」の看板が出てきた。

ずいぶん走ったつもりだったが一つ目の集落まで結構時間がかかった。

肩からかけていた荷物の重みのせいか、又は広がる広大な景色ゆえか、

この先に果てしなく長い距離が待っているように感じてしまった。


それでも「進み続ければいつか着く」が自分のモットーであり、

たとえペースが落ちても前へ前へと進んで行こうと気を取り直し、前進した。


そして国道沿いにお店などが目立ち始め、声問の集落に入った。

天北線の声問駅を示す看板が僕を待っててくれたように思えた。

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長い長い夜が明けて、ついに到着した日本最北端の駅、宗谷本線稚内駅。

「宗谷岬」のメロディーを僕も口ずさみながら、周遊券を手に改札を抜けた。

もちろんここでも下車印を押してもらった。



そのまま進んでいくと午前6時だというのに人であふれたコンコース。

その端の方の一角にコインロッカールームが目に入る。

ここでふと考えた。ここから宗谷岬までの間、荷物を全部背負って走るのか、

それともコインロッカーを使って荷物を減らすか・・・。

さんざん迷ったが、ここはとりあえず節約することにした。



それで駅構内を出て右側の広いところに回り、駅前ロータリーの端っこの方で、

輪行袋をほどいてロードレーサーを組み立てることにした。

周囲には同じように輪行袋を肩に掛けている人たちや

すでに袋をたたんで出発の準備をしているが何人もいたので、

輪行マニアの多くが目指す土地だということをあらためて感じた。


愛車・エンペラー・ロードレーサーはフロントディレイラー(変速機)が

いまいち調子よくなかったのだが、とりあえず動きそうだ。

こうして組み立てが終わり、輪行袋をクルクルたたみ、収納してハンドルに固定。

荷物を肩からかけて稚内駅前を出発した。


ココからは自分の足で歩を進める、厳しい旅になる。

さぁ、レッツゴー!


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音威子府駅での15分はあっという間に過ぎていった。

この街のほとんどの人が寝静まっており、急行利尻は出発する時間だ。

僕は、「もうそろそろ寝な、明日自転車こげなくなるなぁ。」と思い、

ついにまともに寝ることにした。


ガクン!と、大きめの揺れを感じて目が覚めた。

「どこまで来たんやろ?」と寝台からちょっと身を乗り出すと外は明るい。

そして、どこかの駅を通過しているのがわかった。

得意の動体視力で駅名標を見ると「南稚内」。アラームがなった記憶さえない。


なんと、終点のひとつ手前の駅だった。


乗客の多くはもう降りる準備をして通路を進んでいる。

慌てて僕も降りる準備を始めたが、輪行袋に向かう通路は人でいっぱいだった。

当然だ。ほとんどの乗客がここ稚内に向かい、ここで皆降りるのだから。

仕方なく僕はみんなが降りるのを待ってからデッキに向かった。


そしてガランとした客車内で必死で輪行袋をほどき、

ようやくホームに降りることができた。

稚内駅のホームには「ダ・カーポ」さんの名曲「宗谷岬」が流れていて、

本当にここまで来たんだなぁとあらためて感じた。

そして僕も「流氷溶けて~」と口ずさみながら改札へと向かった。



 

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プロフィール
HN:
smilykaz
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1970/12/19
職業:
ステッカー製作
趣味:
国内鉄道旅行
自己紹介:

けっして後ろ向きの性格ではないが、
昭和の国鉄風情をこよなく愛し、
ちょっと昔なつかしいもの好き。
古いものを大切にする・・・のかも。
思い出の品、焼いもアイス、ラムネ
昭和の香り漂う鉄道旅行、愛好家。

昔風情いっぱいの日本昭和村がある岐阜県美濃加茂市に近い坂祝に本籍地がある。偶然。長良川鉄道やJR高山本線・太多線など鉄道の要所に加え、ちょっと前まであった坂祝セメント貨物など、鉄分もいろいろある所だ。

現在は、日本海側のある街でイラストやデザイン表札の仕事をしている。
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